2014/07/04

6月29日(日)梅雨の晴れ間の爽やか安穏朝市でした。

 本願寺さんでは、親鸞聖人の関東布教800年の記念法要が執り行われ、関東一都六県から檀家さんはじめたくさんの方がお見えになりました。入口の安穏朝市の看板は、出店者のミツハシさんが作ってくださいました。感謝!

出店は、25店舗程。お久しぶり~やはじめましての出会いが交差します。

 安穏朝市マップ

 初出店。果物王国の山梨から“アミ・ナチュール”さん。化学肥料を極力減らし、有機たい肥で減農薬栽培された桃です。通常は一枝に2~3個の桃の実を成らすそうですが、こちらでは一枝に一つの実、栄養分を集中させることで甘さやコクが凝縮した桃ができるそうです。

 今日の桃は、すべて朝一の涼しい時間帯に収穫したもの。出荷直前まで実らせることで、完熟で芳香な桃がいただけます。今が出始めで、これから8月半ばまで、9種類もの桃が続くそうです。桃ってそんなに種類があったことに驚き。

 初出店、“美味しい生活のお店 キララ”さん。食養生・菜食料理研究家の店主が選ぶ食材・雑貨のセレクトショップです。お料理のしかたや使い方も丁寧に教えてくださいます。

 私が即買いしたのは、左のランドリー&バスウォーター。今も化学物資を使わず洗濯石鹸で洗濯してますが、やはり洗濯槽の汚れとか排水の行く末とか気になるんですよね。これは、国内産の竹を土釜で焼いて作られた竹炭と灰を抽出したミネラル水で、製造から排水まで下水や河川も浄化することになるそうです。竹を使うことで耕作放棄竹林の活性化のお手伝いもできる、、、求めてました、こんな商品。

 お久しぶりのご出店、自家製天然酵母パンの“はつたもの”さん。小麦はもちろんのこと、パンの中にはいってる食材のドライフルーツ、豆乳、豆、から糖分までこだわりぬいて作ったパンとおやつ。はつたものさんのパンを食べてると、滋養がじんわりカラダに浸透して整う感覚になります。また出店してくださいね~。

 あっという間に残りわずかになてしまった“たまゆら草苑”さん。こちらも自家製酵母、自家製小麦、小麦、自家製米飴、自家製甘酒、自家製大豆、自家製、、、、と原料がほとんど自家製。作り手さんの想いや生き方が伝わってきて、ココロとカラダが芯からよろこぶ焼菓子です。

“はつたもの”さんと“たまゆら草苑”さん。本物の達人同志、何を話してるのかな。互いがそれぞれのファンのようで、商品を買いっこしてます。出店者さんどうしも交流し、刺激しあい、新たなものを紡いでいく、安穏朝市らしさがあります。

 久々のご出店、“マハラバ文庫”さん。紀伊職人が手づくりした棕櫚のたわしや箒。暮らしの道具を少し変えることで、貴重な手技を残すことができる。なにより、日々の暮らしの中で、大量生産された工業製品を目にしているよりずっと心地よい。道具を肴におしゃべりも続く。安穏朝市の原点がここにあるような気がしました。

石川県は能登から“かぜとね”さん。店主がこの春能登に移住したので、数か月ぶりのお帰りなさいです。山菜のみずぶきや能登ならではの海草なども。美味しいもの+風景や人々など能登の魅力を存分に伝えてくれます。

“かぜとね”さんの新商品、木端味噌。その昔、山仕事の合間に香るアテの木の板に季節の味噌を塗って炙って食べたんだそうです。地域に伝わる食文化は興味深いです。これも安穏朝市らしさだな。
 こちらは岩手県の北端に位置する軽米町さん。ひえ、あわ、きびなどの雑穀、そば、エゴマ油、さるなし、長芋やごぼうなど。さるなしというキウイの原種のジュースが珍しいです。

ご当地ものといえば、こちら岩手県山田町から“三五十”さん。釜石市の銘酒「浜千鳥大吟醸」の酒粕と清酒を使用した飴。添加物、保存料など一切使用せず「金華糖(きんかとう)」とよばれる伝統の製法で作ってるそうです。上品な甘みと酒粕の風味が美味しくて飴の苦手な私も愛用しています。
法要の合間に参拝の方々で賑わいます。 

 
 “ベジフルタウン”さんのお野菜と果物。この枝豆、炙りBarで炙ったらすっごい美味しかった。うちでも焼き豆にして食べました。

柑橘が人気の“小田原食とみどり”さん。梅干しも看板商品なんです。梅の名所、曽我梅を昔ながらの塩漬けと天日干し、沖縄の自然塩を使用し、こくと旨味をひきだした梅干しです。

 今日の炙りBar。お客様のお買い上げ品をその場で炙って試食いただけます。はつたものさんの菜種バンズに小田原食とみどりさんの新玉ねぎ、ベジフルタウンさんの長なすと枝豆を炙ってはさみ、六十屋さんのわさび味噌をつけて、安穏朝市バーガーのできあがり!お好みに応じ、朝市の野菜やパンでカスタム自由です。


小型太陽光パネルの啓発活動をしている“自然エネルギーを普及させる会”さん。 安穏朝市の野菜と今日のおひさまで作ったスムージー。小型太陽光パネルで発電してジューサーを動かしています。小松菜と桃やブルーベリーなど色んな組み合わせでトライ。どれもいい素材で贅沢なスムージーです。エネルギー屋さんからスムージ―屋さんに鞍替え?

安穏朝市看板娘、旬の手作りジャムの“すえざわちはる”さん。 瀬戸内の中島のみかん蜜や、べにふうき紅茶、千葉の無農薬ブルーベリー。ジャムはブルーベリージャムと、レモン・甘夏・紅甘夏マーマレードの4種類。柑橘はもう終わってしまったけれど、ジャムで 堪能できるのが嬉しいです。

古来の製法を保ち、その地で作られたお米を使うなど地域のお酒を応援している“ 醗酵クジラ”さん。今月のおすすめはこちらオーガニックの白ワイン。六十屋さんのわさび味噌とあうんですって。ちはるさんのジャムとのマリアージュ、ジャム×ワイン企画中。

 
 “小江戸米菓本舗”さん。大量生産品でなく少量でも丁寧なものづくりをしているお煎餅が並びます。こちらは、柿の種の発祥元の本家本元。市販のものはお米の粉と小麦粉を混ぜて煉って作ってるそうですが、こちらはもち米で餅をつくところから始めるそうです。元は味噌、醤油さんだったというだけあり、醤油味もこっくり美味です。

 手作りジャムの“アトリエさくら”さん。十数種類の保存料を使わない手作りジャムが並びます。今月のおすすめは、夏用に、水に溶かして飲めるジャムソース。あっという間に新鮮フルーツのソフトドリンクが出来上がりです。
 
東北で頑張っている人達へ、ほんの少しでも元気と力を届けたい、そんな思いからはじまった“東北げんきいち”さん。いわき市で育てたオーガニックコットンの種をお人形にくるんで配布するコットン・プロジェクトの他に、今回は大槌はーぶの郷*ラベンダーオーナーのご案内です。あわせて被災地の現状の写真の展示やお話もありました。
 
添加物を使わず原料にこだわり作られたよいものを拾い上げてご紹介の“JASMEQ”さん。美味しい非常食の紹介です。かまずに食べれる柔らかさので、介護食としてもぴったり。

 タイの山岳民族の伝統の織りや染でできたフェアトレード雑貨の“織り人(orijin)”さん。民族ごとに、模様や染色の仕方が違うんですね。それぞれの意味が興味深いです。どれもオリジナルな模様できれい、見てるだけでわくわくします。

朝市終了とたんに、スコールの雷雨。間一髪セーフで何かに守られているような朝市でした。
次回は7月20日(日)9時からです。どうぞ遊びに来てください♪

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